避妊薬服用時の腹痛と減退出血

単にピルとも呼ばれることも多い避妊用ピルは、通常は生理周期のはじまりにあわせて1シート目の錠剤を服用しはじめ、以後毎日同じごろの時間帯に1錠ずつ飲み続けることによって、妊娠しないという効果を発揮するものです。
この避妊用ピルには、黄体ホルモンと卵胞ホルモンという、女性の体内にみられる2つのホルモンが一定の割合により含まれているため、服用することによって、あたかも妊娠しているの同様の状態となり、結果として服用している間は妊娠をしないで済むようになるのです。
逆に、妊娠したいと考えたときには、この避妊用ピルの服用をすみやかに中止することで、ふたたび妊娠することもできるようになるため、計画的に出産をしたいという人にとっては、なくてはならない医薬品となっています。
避妊用ピルには、1シート分の錠剤を飲み終えると、残りの7日間は服用するのを休む期間というものが設けられているのが通例で、製品によってはこの7日間も錠剤を飲み続けるタイプのものもありますが、飲んでいる錠剤は偽薬といって、実は有効成分の女性ホルモンがまったく含まれていないものを、飲み忘れ防止などの都合のために服用しているのに過ぎないのです。
通常の生理の期間には、女性には腹痛や出血がつきものですが、この避妊用ピルの休みの期間についても、生理と同様の腹痛や減退出血があるのが普通です。
このような腹痛や減退出血は避妊用ピルの副作用ではなく、むしろ正しく服用しているものの証拠であって、特に問題のあるものではありません。
なお、減退出血の場合には、通常の生理よりも経血の量が少なくなっていることが多く、場合によってはごくわずかにナプキンに付く程度であるといった人もみられます。